車のキズやへこみの修理費用は損傷の程度や修理方法によって大きく異なります。
小さな傷の場合は数千円~1万円程度で済むことがありますが、大きなへこみや深いキズの場合は10万円以上になることもあります。
そこで、車のキズやへこみでお困りの方向けに、車のキズやへこみの修理費用相場や補修方法について解説します。
車のキズやへこみは放っておいてもよい?
車のキズやへこみを放置するのはおすすめできません。
キズやへこみを放置するとサビや損傷が進行して、ダメージが大きくなってしまう可能性があります。
見た目の問題だけでなく、車の価値を維持するためにもできるだけ早く修理しましょう。
車のキズやへこみができる原因は?
車のキズやへこみに関する適切な対応を理解するために、まずはキズやへこみが発生する原因とその修理方法について理解しましょう。
キズの種類 | 傷の形 | よくある原因 |
---|---|---|
線キズ | 線状のキズ |
|
すりキズ | こすれたような浅いキズ |
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ガリキズ | えぐれたような深いキズ |
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へこみキズ | へこんだようなキズ |
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ひっかきキズ | 爪でひっかいたようなキズ |
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線キズ
線キズとは線を描いたような細かなキズです。
細い道で木の枝や葉に当たった時、砂利道を走った時にできることがあります。
柔らかいものが擦れるだけでもできることがあるので、注意が必要です。
すりキズ
すりキズとは擦れたような浅いキズです。
壁や車に擦れて擦れた時にできることがあります。
キズの程度は浅いことが多いですが、範囲が大きい場合も多いです。
ガリキズ
ガリキズとは、固いものにこすった時にできる比較的大きくて深いキズです。
駐車場の車停め、縁石に勢いよくぶつかった時に起こることが多いです。
へこみキズ
へこみキズとは、何か大きなものにぶつかった時にできる比較的大きなへこみキズのことです。
バックで駐車している時に後ろにポールや電柱があるのに気づかず当たった時などにできることがあります。
ひっかきキズ
ひっかきキズとは、爪でひっかいたときにできるキズのことです。
野良猫が車に上った時や人がドアを開ける時などに、爪が当たることによってできます。
車のキズやへこみの修理方法は?
車のキズやへこみの修理方法は大きく分けると「自分での修理」「業者による修理」の2つです。
自分での修理
車のキズやへこみは浅くて範囲が小さいものであれば、自分で修理することができます。
ただし、きれいに修理したい、自分で修理するのは不安があるという方は業者に修理を依頼するのがおすすめです。
自分で修理すると費用や時間があまりかからないというメリットがあります。
しかし、車の修理は意外と知識や技術が必要な作業なので、失敗してしまうことも多いです。
修理に失敗すると返ってダメージが大きくなる場合もあるので、仕上がりの質にこだわりたいという方は業者に修理を依頼するようにしましょう。
業者による修理
車のキズやへこみは業者に修理を依頼することが可能です。
業者による修理は自分での修理よりも費用がかかりますが、仕上がりが美しくなります。
修理の質にこだわりたいという方は業者に修理を依頼しましょう。
業者に修理を依頼すべきキズやへこみの目安
車のキズやへこみをどのように修理するかは、キズやへこみの程度を見て決めるのがおすすめです。
以下のような状態のキズやへこみは自分で修理するのが難しいので、業者に修理を依頼しましょう。
大きなへこみ
へこみの範囲が大きい場合はパテで埋めて修理するという簡単な方法ができません。
専用の機械などが必要になってくるので、自分で修理するのが難しいです。
自分で修理すると返ってダメージが大きくなる可能性があるので、業者に修理を依頼するようにしましょう。
深いキズ
ここでいう深いキズとは、塗装下地や塗装の下の金属が見えている状態のキズこのことを言います。
深いキズを目立たないように修理するには知識や技術が必要です。
美しく仕上げたいという方は、業者に修理を依頼しましょう。
車のキズやへこみの修理における費用相場や修理の流れは?
車のキズやへこみの修理は、その深さや大きさによって修理費用や手順が大きく異なります。
ここでは、浅いキズ、深いキズ、小さなへこみ、大きなへこみの各ケースについての一般的な費用相場と修理の流れを紹介します。
浅いキズ
浅いキズは比較的低コストで修理に時間がかからないことが多いです。
キズが浅く塗装の必要がない場合は5,000円~20,000円程度が一般的です。
ただし、浅くても範囲が大きい場合や塗装が必要な場合は、費用が上がってしまいます。
- 費用相場
- 5,000円~20,000円程度
- 施工の流れ
-
①洗浄
②研磨
③塗装
④仕上げ
- 対象となる症状
-
- ひっかきキズ
- 線キズ
- 細かいキズ
修理の流れ
深いキズ
深いキズの修理は、浅いキズよりも難しい作業です。
新たなパーツの取り付けや塗装が必要になることもあります。
そのため、費用は20,000円~50,000円以上になることも少なくありません。
- 費用相場
- 20,000円~50,000円程度
- 施工の流れ
-
①キズの査定
②(範囲が広い場合は修復・交換)
③洗浄
④研磨
⑤塗装
⑥仕上げ - 対象となる症状
-
- ガリキズ
- すりキズ
修理の流れ
小さなへこみ
へこみの修理は、キズの修理よりも手間がかかり難しい作業です。
そのため、費用は45,000円~60,000円以上になることも少なくありません。
また、業者によって手法が異なるため、質にこだわる業者ほど費用が上がります。
- 費用相場
- 45,000円~60,000円程度
- 施工の流れ
-
①へこみの査定
②へこみを元の状態に戻す
③微調整
修理の流れ
大きなへこみ
大きなへこみの修理は、かなり手間や費用がかかる作業です。
費用は、70,000円~100,000円程度(50㎝程度のへこみ)が一般的ですが、範囲が大きい場合(60㎝以上のへこみ)はそれ以上になることもあります。
範囲が大きい場合は、修理よりも部品交換した方が費用を抑えられることもあるので、業者の方と相談しましょう。
- 費用相場
- 70,000円~100,000円程度
- 施工の流れ
- へこみの状態・業者によって異なる
車のキズやへこみを業者に修理してもらうメリット・デメリット
信頼できる業者の選び方
車の修理ができる業者たくさんあってどこに依頼すればよいか分からないという人も多いでしょう。
そこで、車の修理におすすめの業者を紹介します。
Point. 01
技術力が高い業者を選ぼう
車のキズ・へこみ修理を依頼する場合は、技術力が高い業者を選ぶことが大切です。
キズ・へこみ修理は職人の技術によって仕上がりに差が出てきます。
キズ・へこみ修理を依頼する業者を選ぶ際には費用面だけでなく技術面にも注目することが大切です。
Point. 02
実績をしっかりと確認しよう
車のキズ・へこみ修理を依頼する業者を選ぶ際には実績にも注目しましょう。
実績が多い業者はあらゆるケースに対応してきているので、技術面でも安心です。
最近は公式サイトなどで実績が見られることが多いので、業者選びの際に参考にしましょう。
口コミや評判で実際のお客様からの意見を見るのも参考になります。
Point. 03
アフターサービスが充実している業者を選ぼう
車のキズ・へこみ施工を依頼する業者を選ぶ際には、アフターサービスが充実している業者を選ぶようにしましょう。
施工後のトラブルや経年劣化にすばやく対応してくれる業者を選ぶと安心です。