みなさん車のボディ剛性という言葉を聞いたことはありますか?
ボディ剛性とは、その車の強度のことを示しています。
ボディを補強し、ボディ剛性を高めることは安全性を高めパフォーマンスを向上させるために重要な手段です。
そこで、車のボディ補強・剛性についての基礎知識、ボディ剛性を高める方法、そのメリット・デメリットなどを紹介します。
車のボディ補強とは
ボディ補強とは、車のボディ剛性を強化するプロセスのことです。
安全で快適な走行をするための重要な役割を果たしています。
ボディ補強によって車の剛性が向上し、事故をした時や過酷な走行条件下でも車の安定性を維持できるようになります。
車のボディ剛性とは
ボディ剛性とは、車の強度のことです。
車のねじれやゆがみ、変形などによる変化を最小限に抑える役割を果たしています。
ボディ剛性が高いとハンドリングが安定し、安全性が上がるだけでなく、騒音や振動が減少し乗り心地も良くなります。
ボディ剛性を高める方法とその費用相場
ボディ剛性を高める方法にはいくつかの種類があります。
ここでは、ボディ剛性を高める方法とその費用相場を紹介していきます。
タワーバーの取り付け(1万円~5万円)
タワーバーの装着は、ボディ補強の中で最も一般的な方法で、費用相場は1万円~5万円程度です。
左右にあるサスペンションの上部を繋ぐようにタワーバーを取り付けます。
タワーバー装着によって、車体の歪みを減らし、操作性が上がります。
ロアアームバーの取り付け(2万円~10万円)
車の塗装を行うタイミングで多いのが「事故をした時」「色を変えたい時」「塗装をし直したい時」です。
事故の修理として行うだけでなく、車の色を違う色に変更したい時などにも行います。
ロールケージ・ロールバーの取り付け(6万円~)
ロールケージ・ロールバーは、車体を囲うように取り付ける金属製の棒のことで、ジャングルジムと呼ばれることもあります。
取り付けにかかる費用は6万円~です。
運転中に車が横転した場合に、乗っている人の安全を確保するために装着されることが多く、乗員保護という観点で、レースカーなどには装着が義務付けられている場合もあります。
スポット増し(数十万円~)
スポット増しとは、車のつなぎ目にされているスポット溶接の数を増やすことです。
緻密で時間がかかる作業なので費用相場は数十万円~と比較的高くなります。
スポット溶接の数を増やすことによってボディ剛性が上がるため、レースカーやツーリングカーで採用されること多いです。